中学入試の準備を早めにはじめたい 　かって地方では中学入試の準備は５年生から始めるご家庭が主流でした。しかしここ何年かの私立中学ブームによって、現在では地方でも４年生からが主流になりつつあります。ところが年々この４年生からの指導が難しくなっているのが実情です。小学校で使用されている教科書と中学受験用のテキストの差が大きくなって、４年生の初期の段階で中学受験用のテキストについていけない生徒が増えたように感じます。この現象は「ゆとり教育」によるカリキュラムの削減と無縁ではないと思います。 　ですから中学入試を志す場合、この４年生初期の段階をどうやって乗り切るかがひとつの大きなポイントになります。ここを無事に乗り切るためにはある程度の準備が必要です。できることならば小学校の授業よりも先行して、３けたと２けたの四則計算くらいまではできるようになっていてくれるとずいぶん楽になります。文章題に関しては３年生の３学期の段階で「ミックス文章題（四則）」がクリアできていれば、非常に有利に学習が進められます。 　５年生や６年生から、塾に行って勉強しようと考えている場合には、さらに学習を進めておく必要があります。基本的な学習カリキュラム案を用意しておきましたので、ぜひ参考にして準備してください。