算数得意化プロジェクト
算数が得意になりたいと願うすべての子どもたちのために…

 計算力とは? 〜こども向け〜

 みなさんは何のために計算練習をするんだろう。電卓で計算をすれば正確で早いのに…。なんて思ったことはありませんか。実は計算練習をしっかりしておくと、いいことがたくさんあるのです。

 計算練習をすると職業の選択の幅が広がります

 計算練習をするということは『ルールを守って正確に作業をする力』をきたえるということなんです。計算の中にはいろいろなルールがあるよね。
たし算とかけ算がひとつの式の中にあったらかけ算を先に計算する。とか
小数のたし算、ひき算をするときには小数点の位置をそろえる。だとか、そのほかにもたくさん…。
こういったルールをおぼえておいて最初から最後まで全部守らないと、最後に出した答えが正解になりません。だから計算練習をやっておくと「ルールを守って正確に作業をする力」が育ちます。この「ルールを守って正確に作業をする力」は将来必ず必要になります。

 例えば車の運転をするとき。この力がないと、交通事故をおこしてしまったり、車を故障させてしまうおそれがあるので、運転免許証をとるのが難しくなります。F1マシンや飛行機を操縦しようと思ったらこの「ルールを守って正確に作業をする力」がないとたいへんなことになります。

 お料理をするときにもこの力は必要ですよね。調味料の量が正確でなかったり、調理の順番を間違えたりするとおいしい料理を作ることができません。一流のシェフやパティシエになるためにはこの力は絶対必要だと思います。

 この他にもさまざまな職業や生活の中でこの力は必要になります。将来みなさんがあこがれの職業について、幸せに生活するためにも計算練習をしっかりやっておきましょう。

計算練習をすると自由な時間が増えます

 計算練習をするときにはいつでも時間をはかって、できるだけ短い時間でできるようにチャレンジしましょう。常に時間を意識することによって、同じ計算でも時間がどんどん短くなります。短い時間で勉強が終われば自由に使える時間が増えますよね。
 子どものうちにこういった練習をしっかりしておくと、大人になってもすばやく仕事がかたづけられるようになります。仕事が早くかたづけばまたまた自由な時間が増えますね。

計算練習をしておくと算数が楽しくなります

 できるだけ短い時間でできるようにチャレンジしながら、ていねいに正確にとく練習をしましょう。ていねいにとけば、だんだん正確になります。正確になると丸の数が増えて点数がよくなります。同じ勉強をするんだったら点数がいい方が楽しくてやる気になるに決まってますよね。

毎日少しずつが効果的

 そうはいっても1日1時間も計算練習をする必要はありません。1日3〜10分程度で計算は確実に得意になります。このくらいの時間だったら毎日できるんじゃないかな。1日の時間は短くてもいいから、できるだけ毎日練習すること。毎日いつやるのか時間を決めて、必ず練習する習慣をつけるといいと思います。