算数得意化プロジェクト
算数が得意になりたいと願うすべての子どもたちのために…

 四則の計算(+ー×÷)を得意にしたい…
  基本的な四則の計算が苦手な場合、原因のほとんどが練習不足です。計算は練習しだいで上手になります。今は学校でも『計算ドリル』が宿題に出されることが多いと思いますし、本屋さんにもよい計算練習用のプリントが売っているので、必要だったらお父さんやお母さんに買ってもらってたくさん練習するとよいと思います。 ただし計算の練習については、注意するべきポイントがいくつかあります。とりあえずは

 筆算の必要な計算はできるだけていねいに筆算をかくこと

 ていねいさを維持しつつ、常に時間を計り最短記録にチャレンジすること

 1日に長時間練習しないこと

の3点に注意すればよいでしょう。この3つのポイントの大切さについては、いろいろな本にものっていますが、ちょこっとだけ説明します。

 せっかく一生懸命練習しても、答え合わせをしたときに×ばっかりだとやる気もなくなるし、ちょっとしたミスでまちがえただけなのか、筆算のしかたをまちがえておぼえているのかわからなくなります。1問1問をていねいに解くことはとても大切なことですし、ていねいな気持ちはていねいな字になってあらわれます。ひとつめはそういった意味で大切なのです。

 ゲームは楽しいけど、勉強はつまんない。ってほとんどの小学生が思っています。楽しく勉強を進めるためには、どうやってゲームの要素を勉強に持ち込むかが大切になります。時間を計って最短記録にチャレンジするだけで、計算練習がちょっとゲームっぽくなります。実際私の教室で計算練習をするときにも、「この前3分でできたから、今日は2分45秒にチャレンジしようか」とか言うと、生徒は「ぎょえ〜許して〜」とか言いながらなんか楽しそうですよ。

 だからといって1日2時間も3時間も計算ばっかしていたらさすがに疲れますよね。1週間で60分計算練習をするのなら、1日にまとめて60分やるよりも6日にわけて10分ずつやった方が上手になりますよ。