算数得意化プロジェクト
算数が得意になりたいと願うすべての子どもたちのために…

 小数の計算と単位換算を得意にしたい…
  ふつうに、四則の計算ができるのであれば小数の計算はそんなに難しいことではありません。
 たし算とひき算は、小数点のそろえ方をおぼえるだけ、かけ算は答えに小数点をつけるのですがその位置をおぼえるだけ、わり算は小数点の移動のルールと商とあまりの小数点の位置をおぼえるだけのことです。
 ですから小数の四則を勉強している時点でこれが苦手になる生徒はあんまりいないと思います。

 でも、中2くらいで小数の計算ができない生徒は結構ます。なぜか…。忘れるからです。小5で割合の計算をしたあとは、小数の計算ってあんまり出てこないんです。だから忘れる。じゃあ忘れないようにするにはどうすればいいのか。1週間に1〜2回でいいから忘れないように小数の計算の問題を練習しておくことです。

 これと同じように単位換算もよく忘れます。これも1週間に1〜2回、練習しておくといいと思いますよ。

小数の計算のしかたを忘れちゃった…

 もしかして小数の計算のしかたを忘れちゃった人がいるといけないので、ここで一回復習しておきましょう。




単位換算のしかたを忘れちゃった…

 ついでに単位換算も復習しておきましょう。
 まず、次の4つの単位の関係を覚えること





 そうしたら下のようにして単位換算はできます。もとの問題には白色の部分しか書いていないと思いますから、その上と下に、青色や黄色の部分を自分で書き込んでみてください。
 1km=1000mですから、kmでは1の位になるところが、mでは千の位になります。下の例では0.47kmの0がkmでは1の位、mでは千の位になります。すると4はmでは百の位、7はmでは十の位になりますから、答えは
470mになります。


 時間の単位換算はほとんどの生徒がおぼえています。「3時間は何分?」って聞くと、だいたい「180分」って答えます。「どうやって計算したの?」って聞くと、「3×180」って答えます。「そしたら0.4時間だったらどうやって計算するの?」って聞けば、「0.4×60=24分」って答えが出ます。


どうやって復習すればいいの…

 小数の計算と単位換算は忘れやすいので、できれば毎週1〜2回は復習しておくといいと思います。でもあんまり復習に時間をかけてはいけません。1回3分くらいでできる復習プリントがあれば、2回でも6分。1週間で6分くらいならできるかな。これもちょうどいいプリントがなかったのでつくりました。よかったら使ってみてください。